みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部
外出
それから一週間後の日曜日。
「あおい様、お似合いですよ」
外出の為、あおいは家政婦さんに進められたワンピースに着替えた。
「白色は清楚なあおい様にとてもぴったりです。きっと藤咲執事も頬を染めることでしょう」
えっ、とあおいは内心どきりとした。
照れる藤咲さんなんて、見たことない。
思わず想像してしまって、自分で恥ずかしくなった。
藤咲さんの待っている
高級車へ行く為 玄関に向かうときに、お母さんがやって来た。
「気をつけてね」
笑顔で、手を振った。
あおいは思った。
良かった。
お母さんを安心させることが出来て。
「行ってきます」
あおいは、出発した。