みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部


あまり眠れなかったあおいは、早朝に目を覚ました。


部屋を出ると廊下は一段とつるつるピカピカ。
花瓶の花は豪華になり、
まるでVIPなお客さんをもてなすみたい。


ただの高校生の友達なのに。


…綾、驚くだろうな。
もしかしたら、引いてしまうかも…。

ああ、池野くん。

彼は好奇心の塊だから、何も考えずに来るんだろうけど…


いろんな事が頭の中をぐるぐる渦巻き、気を休めようと、ふと庭を眺めると、離れからやって来る藤咲さんが見えた。


窓際のあおいと目が合うとこちらに来た。


「おはようございます。落ち着きませんか?」


藤咲さんは、友達が屋敷に来るあおいの心境を、周りだけ読み取った。


しかし、あおいもめずらしく藤咲さんの心境を読み取れた――いや、正直には心境と言うより、雰囲気だ。


「おはようございます、…藤咲さん、何だか疲れてるように見えます」


藤咲さんはゆっくりまばたきした。


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