みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部
やめて…………!
あおいは心のなかで悲鳴を上げた。
二人の中に割って入りたいのに、
出来ない。
見ていたくない。
依鶴の唇が
藤咲さんの唇を射止めた。
そのしゅんかんに、あおいは顔を手で塞いだ。
いや――――――――!
指の隙間から見てしまった。依鶴は藤咲さんを抱きしめ、恋人同士のようなキスを迫りつづける。
執事は、お嬢様に逆らえる立場ではない。
だから藤咲さんは抵抗しないんだ。
あたしが…とめなきゃ!
「や…めて!」
震えた力のない声が飛び出した。
その途端に、依鶴は「きゃっ」と叫んで、よろけた。唇が離れた。
「えっ?」
混乱もつかの間、藤咲さんはすぐにあおいの手をひき、玄関の扉まで駆け寄り、二人は外に出た。
な……なにが…
なにが
起こった?