幕末〓冷血の鬼
「そうじゃ。わしは黒船が欲しい。」


龍馬さんの言葉に私は驚いた。

「何でですか?」


「わしは自分の目で黒船を見た。この国の船とは比べられない程に頑丈で大きかったんじゃ。」

「そんなに違かったんですか?」


「ああ、こ~んなにでかかった。日本は小さい。これからは世界じゃ。日本は世界を知らんといかん。」


龍馬さんの目は子供の様にキラキラとしていて綺麗だった。


< 113 / 627 >

この作品をシェア

pagetop