幕末〓冷血の鬼
「晋作、そんなに大きな声を出して面白いことでもあったのかい?」


その言葉と同時に襖が開いた。


「あっ桂さん!」


桂さんは私を見て少し驚いた顔をするとフワッと笑った。


「おや、恋花さんじゃないか。久しぶり。」


「お久しぶりです。」


「桂、この女予想以上に面白れえよ。最高だ。」


「わっ!高杉さん!」


高杉さんはそう言いながら私の頭をワシャワシャと撫でた。


「恋花さん、晋作に気に入られたみたいだね。」


桂さんはそう言うと座布団に正座をした。

「そんじゃ話といくかの。」


「話?」


私が龍馬さんの言葉に首を傾げると桂さんは眉を寄せた。
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