幕末〓冷血の鬼
「坂本君!それは………」


「恋花さんにも聞いて欲しいんじゃ。そんに、恋花さんは新選組に言ったりせん。わしは恋花さんを信じちょるきに。」


「坂本君がそこまで言うなら……」


「龍馬さん、話って何ですか?」


私がそう聞くと龍馬さんは急に真面目な顔になった。


「わしは大政奉還を考えちょるんじゃ。」

「大政奉還?」


「大政奉還とは、政権を幕府から朝廷に返させるんじゃき。」


「政権を朝廷に返す?」


「そうじゃ。幕府が朝廷に政権を返せば争いは起こらないきに。」


「だけどそれは幕府派だけでなく倒幕派も敵にまわすことになるぞ。」


高杉さんがそう言うと龍馬さんは頬をポリポリと掻いた。
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