幕末〓冷血の鬼

数日が経ち今日も苗の所に行こうと門を出ると門の外には菊がいた。


「お菊さんじゃねえか？いったいどうしたんだ？」


「苗が……苗が連れて行かれたの!!前に貴男が斬った奴の仲間に!!」


「何だって!?」


「私は苗を人質にとられて土方さんを呼んで来いって……あと道場の長の人も連れて来いって……。」


「何故かっちゃんまで…。」


「歳……どうした？」


近藤さんは俺達に気づき道場から出てきた。


「かっちゃん……。」


内容を短く話すと近藤さんは刀を持ち俺を見てきた。


「なら俺も行こう。歳、お苗ちゃんを助けるぞ。」


「すまない。」


俺がそう言うと近藤さんは首を横に振り、俺達は苗の所に走って向かった。