幕末〓冷血の鬼
私はそのまま自分の部屋に向かって全力疾走をしていた。


「うわっ!!」


「えっ!?……わっ!」


走っているとちょうど部屋から原田さんが出てきて勢いよく走っていた私は原田さんに見事にぶつかってしまった。


「いたたた……。」


「恋花、大丈夫か?」


「はい…。」


「ならどけてくれねえか?」


原田さんの言葉にハッとして下をみると私の下に原田さんがいた。


(私、原田さんを押し倒しちゃったの!!!?)


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