ありのままのあなたでいい

回復とは自信を取り戻すこと

発病前の私は
仕事が大好き、家事も育児も完璧にこなしたい。
「これでいい」と自分にOKを
出すことができないタイプでした。



常に何かに追いかけられているような
強迫観念があって、
ゆっくりと休養することや気分転換に
罪悪感を感じていました。


 
突然のめまいから始まり、
坂道を転がり落ちるようなスピードで
不眠、食欲不振、吐き気、下痢、
のどのつかえ、頭痛・・・
体調不良がどん底の時は、
水分さえ取れなくなっていました。



うつ病にならなければ、
疲れきった体に鞭うって、
心の悲鳴も気づかないふりして、
走り続けていたでしょう。


強すぎる使命感、完璧主義、負けず嫌い・・・
傷だらけになっても、
血を流しながら走り続ける・・・
それが過去の私でした。



そして、働けないような状態にならなければ、
仕事上で少々いやなことがあったとしても、
100年に1度の不況と言われるこの時代に、
安定をほぼ約束された公務員という身分を
捨てることはなかったでしょう。




夏のボーナス時期に、
「ボーナスもらわれへんようになって残念!」
と娘に言うと、
「辞めてなかったら、お母さん死んでたって」 
確かにそうかも知れません・・・
水も飲めなくなっていたのですから。


改めて、
家族はそんな気持ちで
私を見ていてくれたのだと思いました。



自分を取り戻す過程は、
生き方を見直し、自分の命を取り戻し
自信を取り戻す過程だったのでしょう。
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