神様は知っている




クリスマスの約束以来、光は佳奈に猛アピールだった。






告白はまだしてねぇけど、誰が見ても光が佳奈を好きなのはあきらかだった。








…………光は純粋に佳奈を好きだ…






だって。クリスマスに貰ったクッキー…まだ部屋に取っといてあるんだぞ?






中は見たらしいけど、勿体無さ過ぎて食えないんだって。




最初は嘘かと思ったけど、正月ん時に光の部屋いったらホントにまだあった。







今でもソレを嬉しそうに持ってんだ。





…………でも中をチラッと見せて貰った時に………






完璧に、俺のと違うのが分かった。







『お前、ホントに食ってねぇの?』



『ホントに食ってねぇ。』



『…………そ…っか…。』










………光の方には、手紙は入っていない…





俺が食った時には、星とか丸とかの中に、確か半分くらいハートが入ってたのに………








光の方には、ハートなんて1つも入ってなかった。








何より。入ってる量も違う………







こんな俺を、佳奈は特別に扱ってくれてたのかよ……?…









ソレを知った時、特別なのが嬉しかった。









でも、嬉しそうにしている光を見るのが。辛くてしょうがなかった








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