神様は知っている






「よしっ!終わった!!」



「やたっ!じゃぁ帰ろっ!」



「…………あれ?てかお前…用事あるんじゃねぇのかよ?」





さっき光に用事があるって言ってたよな………?…






「…………無いよ。用事なんて、」



「は?」



「…純平と一緒に居たかったから。嘘ついただけ…………」


「………………。」





光より俺を優先すんのかよ?







なんでだよ、何で俺なんかを…………







「早くっ!帰ろう?」



「………う…ん。」






…佳奈の笑顔をみたら、断るなんて出来なかった。







寒い道を、二人で並んで歩く。







しばらく無言で歩くと、佳奈が口を開いた。







「ねぇ。純平。」



「何?」



「手、繋いでもいい?」







手…を………?






…俺も。



俺も、お前と繋ぎたい………





「……あ。うん…いいけど……」



「やった!」





少し照れたけど、俺は佳奈の手を握った




佳奈はそれを見て。本当に嬉しそうに笑った







………何。してんだよ…俺…………






自分勝手じゃねぇのか?コレは




約束しといて…友達の好きな奴と手繋いでいいのかよ………?










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