神様は知っている
どうして、
どうしてこんなに幸せな手を。離すことしか出来ないんだよ………
本気で嬉しいはずなのに、…こんなに辛くならなきゃいけねぇんだよ………
俺は、精一杯笑顔を作った。
辛いけど………
マジで辛かったけど………
嬉しい時に笑わないなんて、可笑しいと思ったんだ。
けど、やっぱ駄目だ。
こんな状況。
「……純平?」
「………………」
「どうしたの?早く帰ろうよ」
ごめん。ごめん。
「ごめん……やっぱり離して」
「え、でも……さっき繋いだばっか…………」
「いいから離せ!!」
俺が佳奈と居ることで、光は傷付く。
佳奈だって、きっと光を失う………
佳奈はビクッと肩を震わせ、ゆっくりと手を離した
辛いのは、
俺だけで…いい………
「…………悪いけど、好きな奴居るから」
「…………!」
「あんま馴れ馴れしくすんなよ……」
光と一緒に居てくれ…
俺は、佳奈から離れは出来ないだろうけどさ……?…
お前が幸せになれば、それだけでいい………