君の隣で ーセンセイとアタシー


思わず笑みが零れそうになるが堪えていると、和奏が俺の腕をそっと解くとベッドの脇に座った


「……うふっ」


ん?何笑ってんだ?


俺は薄目で背中を向けている和奏を見た


唇に人差し指でつんつんしながら、頬は真っ赤にしていた


ん?
まさか、昨日のキスでも思い出してるのか?


「…ふふっ…」


あ~、もうっ


「…ひぁ!?」



俺は後ろから和奏に抱きついて、和奏の肩に顎を乗せた


「おはよ」

「おっ…おはよう…」

「ここに何があるの?」


と和奏の唇を人差し指で触れた




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