君の隣で ーセンセイとアタシー
耐*自制?


くそ…混んでんな…


いつものように駅構内で和奏を待って、同じ車両に乗り込んだ


なるべく空いた車両を選んだつもりなんだけど…


俺たちが乗り込む駅から降りる駅まで、間に6駅停車するんだけど、いつもなら大して乗り込まないのに…


今日は珍しくイスではなく二人で立っていた


和奏をおやじどもの餌食にされないようにドアに引っ付くように立たせて、俺は背中で他の乗客をブロックするように、和奏の頭あたりに手を置いて立っていた



「ご…ゴメンナサイ…」

「大丈夫」


これくらいなんともない




< 176 / 345 >

この作品をシェア

pagetop