君の隣で ーセンセイとアタシー


「だから和奏と俺を引き離したのか?」

「そう…離れれば…また前のように誰も寄せ付けない如月先生に戻るって…そうすれば…あたしにもチャンスが巡ってくるって…」


鈴村はそこでふっと頬を緩めた


「でも…ダメだった……だから…あたしは……藤咲さんにとてもとても卑怯な手を使ったの…」

「それが和奏に痴漢をしようと捕まったやつの写メか」


“写メ”と言った途端に和奏が俺のスーツの裾を掴んできた


「……謝ってもどうにもならないことをしたとわかってる……藤咲さん、本当にゴメンナサイ」

「…」




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