君の隣で ーセンセイとアタシー
side.aoi
「お先に失礼します」
就業時間のチャイムがなると、直ぐにデスクを片付けて車のキーを取り出して職員玄関を飛び出した
和真おじさんから聞いた和奏の入院先に向かった
「あの特別室は…」
「藤咲さんですか?この廊下の奥の部屋になります、ご案内しましょうか?」
「いぇ、ありがとう」
小走りで和奏の部屋を目指す
廊下の一番奥の部屋に“藤咲さま”とプレートが下がっていたのを確認してノックをしようと手を伸ばした
「……ふふっ……」
「……って……だよ?」
和奏の笑い声、
と
男の声
和真おじさんじゃない