偽りの代償

みくは若い男によって無言で立ち上がる。


「・・・なんできたの？」

みくが投げやりでいう。




「休憩の時間だれもいないからおかしいとおもって・・先輩・・大丈夫ですか？店長にいいましょうか？」


「言ってもどうせあたしが悪いってなるよ・・それに問題起こしたらやめてくれって言われてるし・・・」


「でも・・・こんな集団で・・立派ないじめです・・許せないっすよ・・」

「あんたあたしなんて庇ったら、立場悪くなるよ・・噂きいてるでしょ？」



「・・・・でも・・俺・・みくさんがそんなことする人に見えません・・何か事情があったんじゃ・・？」





「・・・・・」


みくは黙っていた。