偽りの代償
ゆいの新しい家の住所を聞き、俺はそこにいってみた・・・



だが訪ねることはできず、家の近くで待っていた・・・


待っていると家から後藤と出てきた・・


二人は・・後藤はゆいの家に平気で出てくる関係なんだな・・・・



様子を見てると、ゆいが後藤を見送ってる感じだった・・・帰るようだ・・


ゆいが一人になったとき俺は声をかける・・ゆいは驚いていた・・・


「どうして・・・ここに?」


「・・・・必死に調べた・・ゆい・・」



俺はひざまづき、頭をさげた。


「ごめんよ・・・これくらいじゃ・・すまないことはわかってる・・キミの前に現れて、迷惑なことも・・・だけど・・・何もせずにいらえれなかった・・信じてもらえないかもしれないが、俺は後悔していた・・ゆいを傷つけたことを・・あの日、無理に呼び出した日俺はキミにすべてを謝罪してもう一度、初めからやり直したかった・・遠くに行く前に伝えたかった・・ゆいがすきだって・・・あのとき、みくがいたのは偶然だ・・俺は追い払ったんだが、運悪くお前にあって・・嘘をいったらしい、俺に拒絶された仕返しをしたんだろう・・・それが悲劇をうんだ・・何も悪くないゆいを辛い目に・・・ゆいが事故にあったときも言い放ったよ・・許さないとな・・・」



ゆいの目は少し戸惑っていた・・


「今、あなたが言ったことが信じられると思う?たとえそうでも・・・今さらどうにもならないわ・・・私は・・・貴方を・・もう好きではないの・・・」



ゆいの答えは俺に残酷に響く・・・。




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