黒い天使―私と天使の秘密な関係―



村上先輩と一緒に会社を出て、村上先輩がよく行くと言う居酒屋に連れて行かれた。


仕事帰りのサラリーマンやOL、それに若者のグループで賑わう居酒屋の1番奥のテーブルに村上先輩と向かい合わせで座った。


私は未成年でお酒が飲めないのでウーロン茶を注文した。



「そう言えば、上野って未成年だったんだよね?」


「はい……」


「酒飲めないのに居酒屋なんか連れて来てゴメンな。レストランとかの方が良かったかな……」


「いえ……」



私は俯いたままそう返事をした。


賑やかな居酒屋でも、このテーブルには村上先輩と2人きりの空間。


しかもテーブルを挟んで向かい合わせ。


顔を上げれば村上先輩の顔があって……恥ずかしくて顔が上げれないよ。


それにさっきから私の胸はドキドキしっぱなしだった。




< 42 / 80 >

この作品をシェア

pagetop