宇宙少女観察記
しかし、、、
どういう訳か。
夕方6時を回っても出てくる様子はない。
…ははん、そうか。
そうやって、おかしく思った俺が開けるのを待っているんだな。
その手はくわなの焼きハマグリ!!(←このネタ通じる人が現代の若者に何人いるのだろうか)
しかし、いつまでたっても出てくる様子は見られず、時刻は10時を回っていた。
「くそ、何時まで意地はってんだあの馬鹿…まさかあのまま寝てるなんてことはないだろうな…いや、有り得ない話でもない…。」
さすがにそろそろ俺の胸にも罪悪感が生まれ、仕方なしに開けてやることにした。
ガチャっ
「お前馬鹿か…何時まで意地はってんだ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!?」
その後俺は、警備員に不法侵入者と間違われたり、気味の悪い体験をしたりと、散々だった。
くそ、生徒じゃなかったら殺してるところだ畜生。
敗北感を胸に学校を後にしようと俺が校門の隣にある小さな門をくぐったその時だった。
「ほう、大丈夫か。不法侵入者。」
「……」
な・ん・だ・と?
ふっと無意識に引きつった顔で俯きがちな面を上げると
そこには
一度帰ったのだろう、短パンにジャージ姿の俺をこんな目に合わせた張本人がポケットに手を突っ込み壁にもたれかかっていた。
「てめぇぇぇ!このやろぉぉぉぉ!!」
「自業自得だろう」