宇宙少女観察記

File:2.5




それで今にいたるわけなんだが…


馬鹿。


俺の馬鹿!!


本当馬鹿!!


救いようのない馬鹿だな

馬鹿ぁぁあ!!


「まったくもってその通りだな。」


「心よむなぁ!」


「よんでない。そんな顔をしていた。あ、…こいこい。」


ふざけやがって!どんな顔だよまったく…

よし、とにかく事情を話してとっとと速やかに迅速におひきとり願おう。

それがいい。


「あー…ごほんっ…。お巡りさん。」


決心をした俺が話しを切り出そうとしたその時だった。

ピーンポーン……


なんてタイミングの悪い客なんだ!!

まったくもって空気の読めない客だな、とイライラしながらちょっと失礼、とインターホンの受話器を取りに行く俺の視界の端で警官が笑った気がした。



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