宇宙少女観察記
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それで今にいたるわけなんだが…
馬鹿。
俺の馬鹿!!
本当馬鹿!!
救いようのない馬鹿だな
馬鹿ぁぁあ!!
「まったくもってその通りだな。」
「心よむなぁ!」
「よんでない。そんな顔をしていた。あ、…こいこい。」
ふざけやがって!どんな顔だよまったく…
よし、とにかく事情を話してとっとと速やかに迅速におひきとり願おう。
それがいい。
「あー…ごほんっ…。お巡りさん。」
決心をした俺が話しを切り出そうとしたその時だった。
ピーンポーン……
なんてタイミングの悪い客なんだ!!
まったくもって空気の読めない客だな、とイライラしながらちょっと失礼、とインターホンの受話器を取りに行く俺の視界の端で警官が笑った気がした。
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