俺様王子様とドキドキ同居生活!?
「美香お前心配…って
鈴華は?」


玄関に居たのは美香だけだった。



「鈴華ねえちゃんなら丸ビルにいるよ…」



「何で?お前どういうことだ?」


丸ビルってあの廃墟ビル。
そこに何で鈴華が?


「竜兄ちゃんごめんなさい…
私、鈴華ねえちゃんを監禁するように頼んだ。」



「は?」



「………。ごめんっグスンっ」


鈴華が丸ビルに監禁!?


美香はへなへなと泣きながら座り込んだ。


「美香とりあえず鈴華助けに行かなきゃっ!で誰に頼んだっ」



「1つ上の鈴木幹夫たち…幹夫は不良グループの頭でその人に頼んだ…」


不良グループの頭っ
何でそんなやつと美香が関わってるんだ?

とりあえず鈴華を助けなきゃっ


無事でいてくれよ…

頼む…


「美香行くぞ!」


俺は美香を引っ張り飛び出した。



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