俺様王子様とドキドキ同居生活!?
☆鈴華saide☆


私、竜に抱き締められてる。


助けに来てくれた竜から
美香ちゃんの無事を聞きホッと安心した。



竜の温もりが暖かい。


でもく、苦しい~


さっきからきついんですが…


やっと解放され、
竜は美香ちゃんの名前を呼んだ。



「美香!来いっ。鈴華にめ俺にも分かるように全部説明しろ」


竜は、美香ちゃんの手を引き私の前へと連れてきた。


「鈴華ねえちゃん…
ごめんなさい。
私、鈴華ねえちゃんを監禁するようにコイツらに頼んだの。本当私、酷いことを…」


美香ちゃんは泣きそうになりながら私に頭を下げた。

「いいよ気にしないでっ
本当美香ちゃんが無事で良かったあ~」


私を監禁…
美香ちゃんは私を嫌い?


そんなことを思いながらも私は快く許した。


だけど


「美香!お前何でこんなことをするんだよ!俺や鈴華も心配したんだぞっ」



竜は強い口調で美香ちゃんを叱った。



「だって…さびしかったんだもん。
せっかくやっと竜兄ちゃんを受け入れたのに…
鈴華ねえちゃんが来て、
竜兄ちゃん鈴華ねえちゃんばっかだしっ
私はどうせ血が繋がってないから…
どうでもいいんだって…
鈴華ねえちゃんがいなくなればって…」


血が繋がってない?
竜と美香ちゃんが??


とりあえず美香ちゃん寂しかったんだね…


疑問をいだきながら私は黙って竜と美香ちゃんを見守った。


「美香…俺は美香を大事な大事な妹だと思ってる。
今日だって百合さんも親父も、鈴華だって皆美香の帰りを待ってた。
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