生徒会とメガネっ子
「綾…」

「ん?」

慧市は綾をそっと抱きしめた。

「これから俺が綾を守るから。」

綾はその言葉を聞いて、自分でも体中が熱くなっていくのが分かった。

「…」

綾は何も言えなかった。言おうとしても口が上手く動いてくれないのだ。





しばらく経って、慧市は綾から離れた。

「…じゃあ、俺帰るな。」

「慧市…今日はありがと…」

「おう。またなんかあったら言えよ。じゃあまた明日。おじゃましましたー」

慧市は帰って行った。


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