奇蹟のはじまり
「誰かいませんか?」

村の家を周り声をかけて

も反応がありません。

がっかりしました。

やっと何か食べれると思

ったのに。

何件の家を回ったときだ

ったか、小さな物音がし

ました。

物音がした家に入ってみ

ると物影に隠れるように

小さな姿が見えました。

「あ、あの…」

『鬼子!』

「え?」

『日本鬼子(リーベンクイツ)!



その子は15歳くらいの男

の子でした。まだ声変わ

りしていないのか少し高

い、だけど悪意に満ちた

声で言われました。

意味は分からなかったけ

ど、あまり歓迎されてい

る訳ではなさそうだとい

うことはわかりました。
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