雪情
【雪情ー3】
小熊は
ピッタリと雪男に付くと
そのまま
揃って歩き始めた。
そして、
二匹は吹雪の中、
真っ白な雪に包まれ
ながら
山へと
姿を消していった…
………
………フウ~。
しばらく
その場で固まっていた
白井だが、
やっと
息を吐く事ができた。
「……刑事さん、
どういうことなんだ?」
白井は
大分落ち着きを取り戻し
普通に
喋れるくらいにまでに
なった。
「…あの二匹は親子だね」
「は?」
と白井は
田崎に疑問を投げかけた
「…一から説明しよう、
実はね
ワシは雪男の正体が
熊だと
薄々分かっていたのだよ」
「なんだと?
どこで分かったんだ?」
「決定的は
あの洞窟だね」
そう言うと
田崎は台所へ姿を消した
洞窟??
何もなくカラッポだった
あの洞窟??
どういうことか
サッパリ分からない
白井であった。
「あそこで
見つけたのだよ……
雪男の正体をな」
田崎は
台所にあるボロキレを
持って来ながら、
白井に答えた。
「正体??
う!!いてててて!」
田崎はそのボロキレを
白井の足に巻いていった
「ほれ、
包帯でも巻いてから
質問せんかい。
出血多量で
死にたくはないだろう?」
と言っても
白井のケガは、
そこまで
酷いものではない。
少し肉が抉られているが
出血は
抑えられているので
安心である
小熊は
ピッタリと雪男に付くと
そのまま
揃って歩き始めた。
そして、
二匹は吹雪の中、
真っ白な雪に包まれ
ながら
山へと
姿を消していった…
………
………フウ~。
しばらく
その場で固まっていた
白井だが、
やっと
息を吐く事ができた。
「……刑事さん、
どういうことなんだ?」
白井は
大分落ち着きを取り戻し
普通に
喋れるくらいにまでに
なった。
「…あの二匹は親子だね」
「は?」
と白井は
田崎に疑問を投げかけた
「…一から説明しよう、
実はね
ワシは雪男の正体が
熊だと
薄々分かっていたのだよ」
「なんだと?
どこで分かったんだ?」
「決定的は
あの洞窟だね」
そう言うと
田崎は台所へ姿を消した
洞窟??
何もなくカラッポだった
あの洞窟??
どういうことか
サッパリ分からない
白井であった。
「あそこで
見つけたのだよ……
雪男の正体をな」
田崎は
台所にあるボロキレを
持って来ながら、
白井に答えた。
「正体??
う!!いてててて!」
田崎はそのボロキレを
白井の足に巻いていった
「ほれ、
包帯でも巻いてから
質問せんかい。
出血多量で
死にたくはないだろう?」
と言っても
白井のケガは、
そこまで
酷いものではない。
少し肉が抉られているが
出血は
抑えられているので
安心である