比丘尼の残夢【完】
「驚かせようと思った俺のほうが驚いた! 
治った心臓止まるかと思ったぞ、今」

「いやああ!」

「ほんとお前は阿呆だな... 同じ名前つけてどうするんだ」

だってまさかまた会えるなんて思いませんでしたから。


「うぅ... 」

「一年も隠してるなんて良い度胸だ。子作りの手間が省けたわ」

「うぅぅ... 」

一生貴方にお知らせするつもりはありませんでした。


「抱かせて。俺の子供なんだろ」

「こうです... 頭をもって... 」

「ちっちゃい! 軽い! なんだこれは...... 可愛い」

なんだか落としそうで怖いなぁ... 。



でもナオツグも直嗣も笑ってる。

わかるのね、お父さんだって。

ナオツグも会いたかったのかな。


「お前と一緒に子供まで迎えに来れるなんて、死なずに良かった」
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