君とアタシのkiss☆
穂香side
「ごめん!!」
あの野球の練習が終わった後、リョウジがあたしに言ってきた言葉。
野球帽の鍔が見えなくなるくらい、頭を下げた。
あたしは、何て言っていいのか分からなくて、戸惑って黙ってしまって・・・。
少し時間が開いたところで、あたしは俯きながら小さな声で言った。
「そんな、謝れないで。悪いのは、リョウジじゃないから・・・。」
あたしは、リョウジの肩に手をおいた。
「・・・本当は俺知らなくて、でも、ミイナがヤスのこと好きいうことは知ってたんだ。」
「え・・・?」
あたしは、驚いたけど
リョウジは一人で苦しんでいるのが、
分かったから。
分かったから、何も言わなかった。
「リョウジ、あたしの方こそごめんね。」
そう、一言告げて
その場をあたしは
逃げるようにして
去って行った。
それから、あたしはリョウジと話していない。
あぁ、
そうか、
あたしは、
ヤス先輩に彼女がいても、
泣かないのは
悲しくないのは
苦しくないのは
ずっと、そばにリョウジがいてくれたから。
ずっと、
ずっと、
あたしのこと
見ていてくれたから。
そうか、リョウジもそんな風に思っていたのか。
バカだな・・・。
あたし。
早く気づいていれば
よかったのに・・・。
謝るのは、あたしのほうだよ。
ごめんね。
本当、ごめん。
「ごめん!!」
あの野球の練習が終わった後、リョウジがあたしに言ってきた言葉。
野球帽の鍔が見えなくなるくらい、頭を下げた。
あたしは、何て言っていいのか分からなくて、戸惑って黙ってしまって・・・。
少し時間が開いたところで、あたしは俯きながら小さな声で言った。
「そんな、謝れないで。悪いのは、リョウジじゃないから・・・。」
あたしは、リョウジの肩に手をおいた。
「・・・本当は俺知らなくて、でも、ミイナがヤスのこと好きいうことは知ってたんだ。」
「え・・・?」
あたしは、驚いたけど
リョウジは一人で苦しんでいるのが、
分かったから。
分かったから、何も言わなかった。
「リョウジ、あたしの方こそごめんね。」
そう、一言告げて
その場をあたしは
逃げるようにして
去って行った。
それから、あたしはリョウジと話していない。
あぁ、
そうか、
あたしは、
ヤス先輩に彼女がいても、
泣かないのは
悲しくないのは
苦しくないのは
ずっと、そばにリョウジがいてくれたから。
ずっと、
ずっと、
あたしのこと
見ていてくれたから。
そうか、リョウジもそんな風に思っていたのか。
バカだな・・・。
あたし。
早く気づいていれば
よかったのに・・・。
謝るのは、あたしのほうだよ。
ごめんね。
本当、ごめん。