幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


適当にバスタオルを取って、その中にうずくまる



今ごろ…棗は紗月ちゃんと……



っっ…



その時、慌ただしくなっている1階



なに……?



「えっ。ちょっと!棗くん!?」



えっ?!



棗っ!?



――ドンドンッ

――ビクッ


「花音!!」



やっぱり棗だ……



「花音!悪かった!今日は……」


「帰って!!」



会いたくないの……



「花音っ!!」



「帰ってよっ!!」



会ったらきっと、もっと酷いことを言ってしまう……




理由なんて聞きたくない…



言い訳なんて知らない……



棗が今日一緒にいたのはあたしじゃなくて、紗月ちゃんだったって事が、何よりも事実なんだから………




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