幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「はいはぁ―い!そこまで―」
あと数センチのところで、ストップの声がかかった
なっ!!
誰だよ!と思って見た先にいたのは手を繋いでいる、蓮と美羽だった……
「蓮!それに美羽まで!どうしてここ……」
……ん…?
手を繋いでいる……?
手を繋いでいるっ!!
「は……」
「えぇぇ――っ!!」
先にその事に対して、悲鳴を挙げたのは花音だった……
「たくっ…。2人とも。両思いになったからって、公共の面前でキスシーンはないでしょ?」
周りを見渡すと、いつの間にやらできていた野次馬
俺は別に構わないけど、隣で顔を真っ赤にしてうつ向く花音