Painful Love※修正完了※
「もう5年も経つのね……」
「……」
しみじみと感じている叔母さんに、わたしは何も言えない。
この5年。
“もう”と思えばあっという間に過ぎた気もするけれど、
“長い”毎日だった。
考えないように、毎日を過ごして来たけれど、あの日からずっと。
罪悪感で、押しつぶされそうになってる。
5年間、ずっと。
「きっと2人も時雨ちゃんの変わり様にビックリするわよ」
ニッコリと笑った叔母さんにつられてわたしも口元だけで笑う。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
まだゆっくりしている叔母さんに背を向けて、パタン、と自室のドアを閉める。
「……何も変わってない」
出ていく時に、家具は捨てても構わないって言ってたのに。
叔母さん達はそのままにしていてくれたらしい。
配置も、何もかもが出ていく、最後に見た時のまま。
埃も被っていないことから叔母さんが掃除をしてくれたことが分かる。
本当にありがたい。