Painful Love※修正完了※

―――――――――――――


―――――――――…


「……ん、…時雨ちゃん」

ドアをノックする音が耳に届き、ハッと目が覚めた。


「は…はい」


擦れた声で出来るだけドアに向かって言葉を張る。


数時間ぶりに声を出し、しかもその声は思いっきり寝起きの声。


「ごめんね、起こしちゃった?」

「いえ……平気です」

と、言いながらもドアを開けようとせず未だにベットの上にいる。


「今からちょっと出るから」

「いってらっしゃーい……」

パタパタと足音が聞こえてやがて玄関のドアが閉まる音がした。


「うー……」


今日で、ここに来て3日目。

初日にお墓参りに出かけたっきり、どこにも行こうとせずに家の中でのんびりしていた。

特に外に用事も無いし、外に出て誰かに会うのが嫌で。


自分の部屋が、出ていった時のままだったから、いろいろと漁って懐かしの品を見たり。


ほとんど寝てばかりだけれど。


お陰で夜眠れなくて、やっと眠れたと思えば今度は起きれなくて悪い生活サイクルになりはじめてる。



< 124 / 241 >

この作品をシェア

pagetop