Painful Love※修正完了※
心の中でグッと気合いを入れて体は拓斗君の方へ。
「拓…斗君だよね?歌わないの?」
歌っている人に負けないように、でも大きすぎて迷惑にならない程度の声で話し掛ける。
拓斗君は私の声に反応して、チラっと顔を上げ私を見たけど、
またすぐメニュー表に戻ってしまう。
「歌わない」
「カラオケ、嫌いなの?」
「……別に。ただ無理矢理連れて来られて退屈なだけ」
顔を上げようとせず淡々と答えられ、
私も話を続けようと次の質問を探す。
と、
「ごめんね、コイツ今すっごい不機嫌なの。本当はもっと明るくてニコニコしてるんだけどねー大学入ってから変わっちゃって」
私と拓斗君が話しだした事に気付いた私と反対の拓斗君の隣にいる男子がグッと顔を出して絡んできた。
「不機嫌……?」
どうして?
「うん。幼なじみだった子に逃げられてさー不機嫌」
「幼なじみ?」