Painful Love※修正完了※

そして……幼なじみの方の両親が事故で無くなった時、

拓斗君が家に泊めて傍でずっと慰めていた事。

それからなんとか少しずつ元気になった幼なじみさんと拓斗君は志望大学が同じだった事。

今私達が通っているこの市立大を希望して。



でも、その大学の合否の結果が分かる前……



高校の卒業式の日に幼なじみさんは拓斗の前から姿を消した。

消えるその日まで、全く拓斗君は気付かなくて。

どこに行ってしまったのか周りの人に聞いて回っても、拓斗君は教えて貰えなかった。


今でもその人の行方は分からないらしい。

「どうして消えちゃったの?」


その幼なじみさんは。


拓斗君にずっと支えられてたのに、


大学も一緒に行くはずだったんでしょう?

それを全て捨ててまで、どうして?

私の問い掛けに、秀君も分からないと言うように首を振る。



「俺もずっと不思議なんだ。……だけど拓斗はなんとなく分かってるみたい。ほら、やっぱり絆、みたいなものでさ」



「そっか……」


「一途な奴だよなー。でもやっぱり相当ショックだったみたいであんな風になっちゃって」

ずっと、傍にいたのに。


黙っていなくなっちゃうなんてヒドイ。


その幼なじみさんが許せない。

どうして拓斗君から離れて行っちゃったのか理解できない。


だって、すごく愛されてたんでしょう?




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