Painful Love※修正完了※

「大学を卒業するまで、後1年。後1年待つから……


1年後、卒業した時に時雨さんが居なかったら。もう時雨さんの事は諦めて私と結婚して」


こうしなきゃ、拓斗はいつまでも待ち続けるでしょ?


期限、決めようよ。

「……それまでは“婚約”って事?」


拓斗は真っ直ぐ私に聞く。


少し動揺しているのが、

瞳から分かる。


「……うん。でも、式は早くしたいな。来年の4月にでも……」


「それまでに時雨が帰ってきたら?」

拓斗はまだその可能性を捨てきれてないんだね。

可能性は、低いのに。


「その時は破棄で良い」


諦めない拓斗に、私はハッキリと断言した。


時雨さんがもし帰ってこなければ、結婚。

帰ってくれば、私は拓斗から離れる。

もし、帰ってきた時雨さんが拓斗を好きで、


二人が両想いだったらの話だけど。


1年後も、これから先も、


ずっと時雨さんは帰ってこないだろうし拓斗の前に現れる事も無いって確信があったから。


少ししたら戻ってくるかも、と思っていたけれど、


1年、2年と何も手がかりも無く現れない時雨さん。



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