Painful Love※修正完了※

もう安心して、胸がいっぱい。














「―――その後買って貰ったのがこの指輪なんです。

……いつダメになっちゃうか分からなかったから安い物にしてもらったけれど、拓斗とお揃いで嬉しくて」


左手の薬指。


そこにはめられている婚約指輪を反対の指で触る。


正面にいる時雨さんに見せるようにすると、


彼女はチラっと視線を這わせて指輪を確認した後ぎこちなく笑った。


「これで結婚できる……って思ったけど、時雨さんはこの街に帰ってきてお墓で拓斗と会ってしまった……」


時雨さんのお墓参りへ行く、と言った拓斗にお願いして私も付いていった。


しっかりとスーツを来て出かけた拓斗。






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