Painful Love※修正完了※
3年ぶりに名前をを口に出して、音にして。
小さな声、胸に押さえ付けられる形になっている為籠もった声はきちんと拓斗へと届いたみたい。
ギュッと更に力が入って痛いくらいに抱きしめられた。
拓斗の頭がわたしの肩に置かれ重みがかかる。
「今まで何処に行ってた……!」
絞りだすような拓斗の声。
ギュウギュウ締め付けられる感覚に苦しさを覚えて、
でも無性に涙が込み上げてきて。
でも……。
「拓、斗」
このままじゃ何も言えない。
一回離して……そうお願いしようと腕を拓斗の肩へと置いた時。
「拓斗!!」