Painful Love※修正完了※
……町並み以外は何も変わっていない気がした。
実家の最寄りバス停までのバスの料金とか、バス停の数とか。
変わっていないことに心が和んだ。
「―――おかえり」
「ただいま、叔母さん」
ドアの前で一度、深呼吸してからインターホンを押すと、ドアが開いてにっこり出迎えてくれた叔母さん。
「大人っぽくなったわねー!」
中へ入れてくれてスリッパを出しながらふわっと言う。
「そうかな?でも、もう22だもん」
少しくらい大人にならないと逆に困る。
「そうね…もう22かぁー」
そう言う叔母さんは少し皺が増えた……かな?