Painful Love※修正完了※
「陽、出てんだからカーテンくらい開けないと。光浴びないと、ろくに飯食って無いんだから」
茫然としているわたしをお構いなしにベットに足をかけて上がる。
拓斗が乗った事で少し沈むベット。
そのままあたしが背を預けている壁にあるカーテンを開けたらしく
勢いの良いカーテンがレール上を滑る音とさっきよりも更に明るい陽射しが室内に入り込んだ。
「ほら、光合成。人間も陽に当たるだけで大分違うんだって」
言いながらカチンと鍵を開け今度は窓までも開けだす。
新鮮な空気が室内に入り込んで来たのを背中から感じたわたしは、思わずブルっと震えた。
「あ、寒かった?」
「……」
「……少しして入れ換えたら閉めるから」
返事をしなかったにも関わらず穏やかに言う拓斗。
さっきドアの向こうで開けろと怒鳴っていた事なんて無かったみたいに。
わたしは拓斗を見る事もせず真っ直ぐ一直線上の向こう側の壁を見つめていた。
何もないのに、そこに何かがあるかのようにぼんやりと。