Painful Love※修正完了※

何かを考えることでさえ、もう嫌。


「時雨チャン、これ他の奴にやられたらヤバいよ。知ってて使えたら得だけど」


「………」

「ドライバー。これで開けたの」

そう言いながらわたしの視線の先にちらつかせて来た拓斗。


「ま、入れて良かった」


ドライバーは拓斗に投げられたらしく鈍い音を出した。


見ていないから分からないけれど、ひどく騒々しい音がしない為絨毯の上に落とされたらしい。


「さ、て。勉強しますか」


切り換えようと拓斗が発したその言葉に、

わたしはゆっくりと拓斗の方へと視線を向ける。


拓斗は胡坐をかいた上に自分の鞄を乗せて中を漁っている。


そしてノートや筆記用具を取り出した所でわたしの視線に気付き、顔を上げる。

視線が絡み合うと、拓斗はニッコリ笑った。

「……何か言いたそうな顔してる」



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