Painful Love※修正完了※
―――ありがとう。
でもね、意味が違うんだ。
“拓斗の家に居ていいのか”って意味じゃなくて。
「そうじゃなくてね……この世に居て、良かったのかな、って。
本当は……わたしもお父さん達と一緒に旅行に行く筈だった。
本当はわたしもお父さん達みたいに……」
“死ぬはずだった”はさすがに声に出しては言えなかった。
まだお父さん達は死んでいないと思い続けたいのと、
冷静に受け止めようとしてる心。
死、と言うフレーズを今口に出す事が出来るような勇気はわたしには無い。
途中で濁すように終わらせて、膝に顔を埋めた。
「本当だったら、わたし、ここにいないんだよ……
お父さん達、怒ってる、かな。何で一緒に来なかったのか……って」
顔を埋めている為籠もった声が出た。
拓斗も、いきなりこんなこと言われても困るよね、ごめんね。
―――静かな室内。
拓斗も何と言えばいいのか分からないのだろう。
見ていないからどんな表情をしているのか、どこを向いているのか分からない。