「金剛戦士Ⅱ」西方浄土
そこで技量が優秀であり、宇宙戦闘機の乗務を希望する戦闘機パイロットから新しく二十人が選抜され、宇宙戦闘機パイロットとしての訓練を受けることとなった。
その選抜された二十人の中に真も選ばれており、訓練を続けていると、勇太の同級生であり、気心も知れているであろうと、勇太のパートナーとして乗務する者の候補になったが、もちろん技量が伴わなければならない。
真は選抜された二十人のなかでも一、二を争う技量を身につけ、最終的に勇太のパートナーとして乗務するのが決定された。
ただし真には宇宙での経験が無い。
もちろん地上の宇宙体験施設での訓練は行なっているが、次回のフライトから実施される実戦的な飛行訓練が、真にとっては初めての宇宙体験となるので、まず最初は宇宙でのフライトに慣れることから始めなければならない。
テレビでは天気予報が流れ始め、小笠原諸島の南東に進んで来ていた台風が、次第に北よりに進行方向を変え、小笠原諸島の東の海上を北上し、その後は向きを東よりに変え、小笠原諸島からは遠ざかっていくだろうと言っている。
勇太は、台風の進行方向が、海洋調査が行なわれる海域に近いのが少々気になったが、調査に参加する船は大きな船ばかりなので、たいした事は無いだろうと思った。
その頃、直と郁江は月面基地の宿泊施設の部屋から月の地平線上に浮かぶ地球を眺めながら
「綺麗ねぇ・・・まるで漆黒の闇夜に浮かぶ大きな宝石だわ」
その選抜された二十人の中に真も選ばれており、訓練を続けていると、勇太の同級生であり、気心も知れているであろうと、勇太のパートナーとして乗務する者の候補になったが、もちろん技量が伴わなければならない。
真は選抜された二十人のなかでも一、二を争う技量を身につけ、最終的に勇太のパートナーとして乗務するのが決定された。
ただし真には宇宙での経験が無い。
もちろん地上の宇宙体験施設での訓練は行なっているが、次回のフライトから実施される実戦的な飛行訓練が、真にとっては初めての宇宙体験となるので、まず最初は宇宙でのフライトに慣れることから始めなければならない。
テレビでは天気予報が流れ始め、小笠原諸島の南東に進んで来ていた台風が、次第に北よりに進行方向を変え、小笠原諸島の東の海上を北上し、その後は向きを東よりに変え、小笠原諸島からは遠ざかっていくだろうと言っている。
勇太は、台風の進行方向が、海洋調査が行なわれる海域に近いのが少々気になったが、調査に参加する船は大きな船ばかりなので、たいした事は無いだろうと思った。
その頃、直と郁江は月面基地の宿泊施設の部屋から月の地平線上に浮かぶ地球を眺めながら
「綺麗ねぇ・・・まるで漆黒の闇夜に浮かぶ大きな宝石だわ」