Protect~守る~


キーンコーン…。


あたしはちょうどチャイムが鳴ったと同時に、この教室から出て行った。


行った先はもちろん屋上。


 
前までは、そこらへんの不良が使っていたが、今はあたしだけ。

まぁあたしがいると知ったから、ここを使わないんだと思った。



 
あたしはドアを開け、そのまま真っ直ぐ鉄の柵に歩み寄り、体重を少し預けた。





『…』

空は青い。

今日は雲一つない快晴。


屋上はサボりに絶好な場所だけど、快晴であり今の季節が夏ということで…少し辛い。

あたしは裏のほうへ行って、日なたの所で腰を下ろす。





『…ん』

授業を受けずに眠る。

それが入学してからの毎日のあたしの現状。



だいたい真剣に授業を受けた記憶がない。

だけど、朝学校にいれば出席日数は無事だ。

それがこの学校の法律のようなもの。



あたしは眠気に襲われ、青い綺麗な空を見ながら瞼を閉じた。



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