Protect~守る~
「幽…」
『何?』
天笠ももは心配した顔で、あたしの顔を覗き込むように見つめる。
こいつも一体何なんだろう。
どういう経緯であたしなんかに近づいたんだろうか。
ああ、何故世界には偽善者ばかりなのだろう。
別に全員が全員、偽善者じゃないってことは分かっている。
だけれど、あたしの周りには偽善者ばかり。
本当むかつく。
イライラする。
気がつけば、あたしは隣の椅子をガッ!!と蹴っていた。
クラス中に響き渡る金属音。
クラスメイト達は目を丸くするものもいれば、怯えるようにあたしを見るものもいた。
「…ゆ『うぜぇ、あたしに近寄るな』
こんなこというのは、もう…慣れた。