Protect~守る~


「幽…」

『何?』

天笠ももは心配した顔で、あたしの顔を覗き込むように見つめる。



こいつも一体何なんだろう。

どういう経緯であたしなんかに近づいたんだろうか。



ああ、何故世界には偽善者ばかりなのだろう。

別に全員が全員、偽善者じゃないってことは分かっている。



だけれど、あたしの周りには偽善者ばかり。



本当むかつく。

イライラする。



 
気がつけば、あたしは隣の椅子をガッ!!と蹴っていた。

クラス中に響き渡る金属音。

クラスメイト達は目を丸くするものもいれば、怯えるようにあたしを見るものもいた。




「…ゆ『うぜぇ、あたしに近寄るな』

こんなこというのは、もう…慣れた。




< 36 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop