今夜,君と…。
だけど春が,酔っ払って無理やり抱きつかれただのビービー泣くから許してやった。


信じたんじゃなくて,涙に負けて許しただけ。



そんなこんなで半年くらい春とは付き合ってる。



やのに,ナナセに出会ってドキドキした。

守ってやりたいと思った。
話す事すべて信じられた。

30分くらいしか話してないのに,俺の頭の8割をナナセが占めてしまった。


「…春とは,別れるわ!」

「はいはい。」

「すぐ戻ると思ってるやろ?」

「まあな!」

「今回は違う!俺はナナセを幸せにするんや!!」

「は?誰それ?」

「……。」

「陽太…まじか?」



俺はゆっくり頷いた。




その時スーツのポケットで携帯が鳴った。
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