『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「「「こんちは」」」
グラウンドが轟く。
何だ?
地震か?
んな訳がない。
部員達の声だなんて、私だってちゃんと理解している。
…そうとはいえ、
何事かとキョロキョロ辺りを見回す。
何故か一点に向かい、頭を下げている。
それも、みんながみんな。
だから、私もみんなと一緒に、あいさつをしなくちゃいけなかったらしい。
誰か、教えておいてよ!
ただ、
完璧に乗り遅れた私は、今さら頭を下げられなかった。
眉間にくっきりとシワを刻み、私を睨む黒い双眼によって。