『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「まぁ、頑張れよ!」
「亜耶、頑張って!」
「あんた達もね」
一足早く支度の終わった亜耶は、手を振りながら教室を出て行った。
日の光が落ち行く教室で、残った私達。
あの時――非常階段で話した時以来、2人きりになる事はなかった。
それなりに気を付けていたから。
だけど、今さっきまで3人でしていた会話。
全然、気にならなかった。
少し前までと同じ様に話していた。
大丈夫……
「ねぇ」
「何?」
「し、支度終わった?」
「吉沢は?」
ほら、いつもと一緒。