『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「やべっ。お前とふざけてる場合じゃなかった。ほら、お前も授業あんだろ?早く行け」
「何それ!先生から先に話して来たんじゃん!」
「うるせぇな。とっとと行け」
何て教師なのだろう。
信じられない。
いつか教員免許を見てやりたいと思う。
「はいはい。分かりました。行けばいいんでしょ?行けば」
込み上げる怒りと笑いを押し殺すと、精一杯の悪態をつき昇降口へと歩き出した。
建物内へ一歩踏み込めば、ひんやりとした空気に包まれる。
静けさの所為か、足音さえもやけに大きく響いて聞こえる。