君しかいらない
あたしを見て金縛りあったかのようだったお父さんが

急に立ち上がり何処かへ消えてすぐに戻って来た。

「莉子っ!いいか?

今救急車を呼んだ。

お前はすぐに自分の部屋に入って寝てなさい!」

「えっ…?」

「いいかっ!!

誰が来ても何を聞かれても

お前は体調が悪くてずっと眠ってたって言うんだぞっ!」

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