女社長は12歳
「ええと……まず、このソックス、非常に奇抜なデザインであり、ジョークやユーモアのあるグッズを好む若者の購買意欲を掻き立てられる商品ではないか、と思います。しかし、ソックスというものは、所詮靴を履いてしまえばそれは靴の中、その大部分は周りからは見えません。いくらデザインが奇抜でも、靴に隠れてしまえば、それはあまり意味を成しません。そこで……」
きららは、企画書にはさんだ一枚の絵を重役達に見せた。
きららが出した絵には、靴が書いてあった。
靴のガワの部分は透明なビニールで出来ていて、中のソックスの柄が透けて見えているというものだった。
「それは?」
片桐がきららにたずねた。
「はい。これは、名づけてスケルトンスニーカーです」
「スケルトン? スケルトンって、透けてみえるような?」
片桐は聞き返した。
神野は黙ってじっときららを見ている。
きらら神野のほうをちらっと見て、更に続けた。
きららは、企画書にはさんだ一枚の絵を重役達に見せた。
きららが出した絵には、靴が書いてあった。
靴のガワの部分は透明なビニールで出来ていて、中のソックスの柄が透けて見えているというものだった。
「それは?」
片桐がきららにたずねた。
「はい。これは、名づけてスケルトンスニーカーです」
「スケルトン? スケルトンって、透けてみえるような?」
片桐は聞き返した。
神野は黙ってじっときららを見ている。
きらら神野のほうをちらっと見て、更に続けた。